【VOISING】特別な今日を君と〜VOISING学園祭〜【いれいす】【すたぽら】【シクフォニ】

今日:38 hit、昨日:54 hit、合計:11,258 hit

すっかりVOISINGにハマりました。VOISING学園祭あまりにも楽しすぎて囚われてるので作りました。VOISING見始めたばかりであまり解像度高くないかもしれませんが、そういう時は優しく注意してください。

お話の内容的に関係ない時もありますが、基本的に二年生設定。VOISING学園祭のネタバレガッツリあります。

目録
りうら:また明日
-hotoke-:また明日
的中率100%の占い
初兎:また明日
ないこ:また明日
If:可愛いもかっこいいも
悠佑:ギャップ萌えのメイドさん
赤組:特別なライバル
青組:大嫌いな好敵手
いれいす:学園祭のジンクス
暇72：特別サービス
また明日
雨乃こさめ:本気の本音
また明日
いるま:また明日
好きな人だから
LAN:また明日
メンヘラの扱い方
すち:また明日
一息つくよりも
みこと:また明日
特別なお姫様
なつこさ:君の為に！
いるLAN:君と一緒に
すちみこ:君を独占したい
シクフォニ:学園祭のジンクス
Coe:また明日
可愛いメイドさんのかっこいい一面
Relu:また明日
唯一の勝者
如月ゆう:また明日
一生虜
くに:また明日
飼い主じゃなくて
こったろ:また明日

35種類の結果パターン

来てくれてありがとう！ - 2024年5月12日

「YOUっ、良かったらりうらと一緒に帰らない？」

「りうら君。うん、良いよ、一緒に帰ろう。」

「よっしゃ！じゃあ一緒に行こー！」

ぎゅ、とりうら君に手を握られて、そのまま昇降口へ。靴を履き替える時に離されたけど、すぐにまた繋ぎなおされた。

「り、りうら君…？この手は…。」

「…。…りうらと手繋ぐの、嫌？」

…りうら君は普段すっごくかっこいいのに、どうしてこう可愛い表情も出来るんだろう…。

「…嫌じゃないです。」

「はは、なんで敬語？でも嫌じゃないなら…いいよね？」

断る理由が見つからなくて、仕方なくそのまま歩いて行く。

「それで…りうら君、私に何か用事だった…？」

「ん〜…用事というか…。まあ、そうだね。」

そう呟いてりうら君は足を止める。

「りうらね、YOUに伝えたいことがあって…。それで、今日YOUを誘ったんだ。」

夕日の色をそのまま映したかのような、りうら君の真っ赤な瞳と目が合う。

「YOUが好きです。俺と付き合ってください。」

そう言ってりうら君は優しく微笑んで、私へと手を差し出す。

応えなきゃいけないのはわかってるのに、声が出ない。…嬉しくて、気づいたら涙が溢れた。

「えっ！？YOU！？だ、大丈夫…！？」

「ごめん、ね…。私、嬉しくて…。」

「…嬉しい…？それ、って…。」

見る見る内にりうら君の顔が赤くなっていく。

「私もりうら君が好きだよ…！」

「良かった、りうらの渾身の告白断られなくて。」

りうら君の告白を受けた後、変わらず手を繋いだまま帰路を歩いていた。さっきと何も変わってない筈なのに、不思議とドキドキは収まっていた。

「ご、ごめんね、泣いちゃって…。」

「ううん、それだけ喜んでくれたならりうらも嬉しいよ。」

家の前まで着くと、りうら君と繋がれていた手が離れる。ちょっと寂しいな、と思っているとりうら君に抱き締められた。

「へ…！？りうら君…？」

「…ごめん、ちょっと寂しくなっちゃった。でも、明日も明後日も一緒に居れるもんね？」

「…そうだね。」

ふふ、と微笑んでりうら君は手を振る。

「また明日、YOU。」

「うん、りうら君、またあし…。」

言葉の途中で、りうら君はちゅ、と手の甲にキスを落とした。

「へ…？」

「明日まで寂しくないように…おまじない。じゃあね！」

りうら君、本当にズルいな…。帰り際にこんなことされたら、りうら君のことしか考えられないよ…。