My Destiny Ⅱ (ページ42)

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目黒side

分かってたはずなのに…我慢できなかった。

店に入った瞬間、幼馴染たちが見えたときの嬉しそうな顔。お互い無意識だろう間接キス。楽しそうに思い出話をする姿。

すべてに嫉妬してしまう。
お酒が入ったことにより余計に自制できなくなっていた。

気づいたら彼女を家に連れ込み貪るようなキスをした。

『れ…んっ、』

苦しそうに胸を押してきたので唇を離すが、とうに理性などない俺は彼女を抱き上げリビングへ。そのままソファに寝かせ覆いかぶさり綺麗な首筋に吸い付いた。

『…痛っ』

その声で我に返った俺は身体を離し、慌てて「ごめん」と謝る。

『…ううん。だいじょ…』ぐぅ～～

静かな部屋にお腹の音が鳴り響く。
バッとお腹に手を当てて恥ずかしがる姿が可愛い。
Aの身体を起こし、ソファに並んで座る。

目「せっかくの料理食べられなかったもんね。ごめん俺のせいで…」

「宅配でも頼む？」と聞くと「うん！」と笑顔になる。
それぞれ好きな物を注文し、届くまでの間は手を繋いでお話タイム。

目「ほんとごめん…怖かったよね」

首筋についた赤い痕を優しく撫でると、彼女はくすぐったそうにしながら「ちょっとだけね」と言った。

目「俺、想像以上にAの事が好きみたい」

『え？』

目「独占欲って言うのかな…束縛とか絶対嫌だったのに。今は俺の事だけ見てほしいと思っちゃって」

そう言って見つめれば、少し頬を染め下を向くA。繋いだ手をぎゅっとして俺は言葉を続ける。

目「だから幼馴染たちと仲良くしている所みて嫉妬した」

『そうだよね…不安にさせてごめん。もし嫌だったら幼馴染と会うのもやめるよ』

目「えっ、それは…」ピンポーン

タイミングが良いのか悪いのかチャイムが鳴る。
玄関で商品を受け取り机に並べ「いただきます」をした。

『長居しても悪いし、食べたら帰るね！』

時計を見ると21時近くになっていて、ここから1人で帰るのは心配だ。お酒飲んでるから車は無理だし、電車で送るっていっても断られそう。一か八か聞いてみるか。

目「明日休みだよね。もう遅いし今日は泊まっていかない？もちろん無理にとは言わないけど」

『いいの？でも着替えとかないし…』

目「パジャマは俺の使って。他に必要な物はコンビニで購入しよう。俺買う…」

『自分で買います』

目「……はーい」

食べた物を片付けて2人で近くのコンビニに向かった。

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