My Destiny Ⅱ (ページ29)

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…幼馴染たちに避けられてる気がする。

先週の金曜日は蓮さんとお試しで付き合う事になったと話した後、なんだか空気が悪くなって解散。そして昨日もいつも通り涼太の店に行ったが、辰哉と翔太は仕事の都合？で来なかった。

涼太はいつも通り優しかったけど、お客さんの対応に追われていてあまり話せず早めに帰った。

今までそんな事なかったから正直かなり寂しい。

目「……A？」

『ごめん！何？』

いけない。今は蓮さんと会ってるのにボーっとしてた。

目「来週の水曜日さ、カフェ来ない？」

『行きたい！でもお店って夕方までじゃ』

目「定休日だから何時でも大丈夫だって」

ついにオーナー夫婦とご対面か。緊張するな。服装とかきっちりめにしていこう。

目「オーナーの料理めっちゃ美味しいから楽しみにしててね！」

『え、料理までご馳走になっていいの？』

目「うん。オーナーがせっかくならって」

『すっごい楽しみ！』

目「やっと笑ってくれた。今日のAずっと何か考えてるみたいだったから…」

私の事情で蓮さんに心配かけてはダメだ。自分のことは自分で何とかしよう。

目「もし俺に力になれることあったら言ってね」

『ありがとう。でも大丈夫だよ』

目「…そっか」

蓮さんに家まで送ってもらい私はある人に電話をかけた。

ラ"もしもしAちゃん？"

"突然ごめんね。今大丈夫？"

私が電話をしたのはラウ。近すぎず遠すぎずの彼に相談するのが1番だと思ったからだ。

ラ"大丈夫だよ～。いきなり電話なんて何かあったでしょ"

"実はみんなに避けられてる気がして…"

ラ"え！？なんで！？"

私が細かく事情を説明すると、ラウは「なるほど…」としばらく考えてからこう続けた。

ラ"それは仕方ないというか。Aちゃんの状況が変わった以上、今まで通りにはいかないんじゃないかな"

"そんな…私たちはただの幼馴染だし…"

ラ"Aちゃんはそう思ってても、みんなや彼氏さんはそう思ってないかもしれないよ"

私たちの間にそういうのは無いと思ってた。というか、私がそう思いたかっただけかもしれない。

ラ"あからさまに態度に出すのは良くないし、それは俺から言っとくね！でもみんなの気持ちもわかってあげてほしい"

"わかった。ありがとう。ごめんね急に"

ラ"全然！また店で会おうね！おやすみ～"

"おやすみ"

もう1度みんなとしっかり話したいな。

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