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朝目が覚めたら、翔太の部屋で。
隣を見ると綺麗な寝顔で寝息を立てている翔太。
結局あのあとは必死に翔太を止めて…
ただ一緒に寝るだけと説得。
さすがに舘さんもいて、付き合ってすぐで
私の気持ちが追いつかないし。
そっと起きてリビングに向かうと
コーヒーの匂いがして、舘さんが起きてるんだなと分かった。
宮「おはよう」
「おはよう、舘さん」
宮「いい朝だね、コーヒー飲む?」
「…飲みたいです」
何も言わなくても気付いてるな、この人。
「舘さん、ありがとうございます」
宮「やっぱりハッピーエンドだね」
「ふふふ、はい…ハッピーエンドです」
宮「エンドにしちゃダメだけどね笑」
「あ、そうだ。ハッピーです!笑」
宮「それは良かった。笑
あ、翔太おはよう 」
渡「はよー…
起きたらAいなくて下に落ちたかと思ったわ」
「おはよう、そんなに寝相悪くないよ私」
宮「お前ら…一緒に寝たの?」
「な!何もしてません!!」
宮「まだ何も聞いてないから笑」
自ら墓穴を掘ってしまった。
…いや、でもほぼ何もしてないよ!?
渡「そんな必死で言うから本当っぽくなんだろ笑」
宮「はいはい、そこまでにして笑、
今日は俺もこのあと仕事行くし翔太も仕事っしょ?」
渡「行きたくねー…」
「オーナーがしっかりしないでどうすんのよ」
宮「今日は康二、昼の便で帰ってくるって言ってたから、2人でお留守番してて?笑
あ、このまえ来てたお友達なら入れてもいいからね」
渡「ますます行きたくねえー!」
珍しく感情むき出し。笑
行きたくないって思ってくれるのは嬉しいけど。
あ、私が理由って前提でね!?
仕事は仕事だし…しょうがないね
「ふたりとも、お仕事頑張ってきてね」
宮「ありがとう、行ってきます
俺今日はもともと康二帰ってくるし休みにしてて
仕込みだけの日だから、ふっかと昼飯だけ食って帰ってくるよ」
渡「俺も今日予約数セーブしてきたから昼過ぎの予約終わり次第帰ってくる」
「行ってらっしゃい」
「「いってきまーす」」
お互いの気持ちを知ってから
もうすでにこの朝が幸せで。
ほんとに舘さんに感謝だな…。
何かお礼にお菓子でも作ろうかな?
さて、とりあえず大学の課題やっつけて
ちょっと掃除して
お昼食べながら旅行組の帰宅を待とう。
絶妙なところですが移行しますー!
2の方も宜しくおねがいします(˶ᐢᗜᐢ˶)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時