特別なキミ２ (ページ9)

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マネージャーさんに送ってもらい、家に帰る。

え？

私の家の玄関前に向かって歩いてる人、、、

A『蓮くん！？』

ふとこっちを見る蓮くん。

なんとも言えない感情が込み上げてきて、駆け寄ってそのまま抱きつく！！

蓮「おぉ？勢いすご( ´ー`)」

なんにも話さない私に何か感じてはいると思うけど、特に問い詰めることなく、背中をさすってくれてる。

セキュリティーがしっかりしてるとは言え、同じフロアの人に見られる可能性を考えられるほど冷静になれた。

それも蓮くんのおかげだと思う。

蓮くんの体温や、におい、私の背中をさする早さ、そしてなにより、、、

蓮くんの大きさに包まれた安心感。

A『中、入ろ？』

蓮「だね( ´ー`)」

ソファに二人、並んで座って、蓮くんが手を繋いでくれた。

蓮「手、、ここ、どうしたの？」

蓮くんに握られた私の左掌、、よく見ると擦り傷があった。

A『ぁ、』

離そうとした私の手を、スッと握って引き寄せられる。

蓮くんは私の顔を覗きこんで、、

蓮「なんかあったなら、話してほしい。」

A『、、、ストーカーに、』

蓮「は？ストーカー？大丈夫なの？なにされたの？え？何ですぐ言わないの？他は？どっか痛くない？」

A『蓮くん！！！落ち着いて？』

蓮「落ち着けるわけないって！だって俺のAちゃんが、」

A『大丈夫だよ！！(^ー^)』

A『ほんとは怖かったけど、、、』

蓮「ほらやっぱり！！」

A『でも今は(^ー^)』

A『蓮くんがいてくれるから、、大丈夫(^ー^)』

蓮「Aちゃん、、」

A『蓮くんがいてくれたら、、こわくな～い(^ー^)』

私の左手を撫でつつ、ゆっくり抱き寄せてくれた蓮くん。

大切そうに包んでくれる抱きしめ方。

その体勢のまま、今日までのこと、今日のことを話した。

相変わらず優しい抱きしめかたをしてくれてるけど、時折ギュッと強くなる蓮くんの力。

こんな状態なのに、蓮くんからの愛を感じる余裕もあるらしい。

あんなに怖かったのに。

蓮くんがいればそれだけで、、こんなに安心する。